パクシフ主演ドラマ「風と雲と雨」のあらすじ(4話~6話)

こんにちは シンディです。

今回は、離れ離れになっていたチョンジュンとボンリョンが再会するようです。

愛する女性に裏切られてますからね、さあ、チョンジュンは、ボンリョンと会って

どう接していくんでしょうか?

それでは、本日もお楽しみください。

目次

パクシフの風と雲と雨のあらすじ4話(世継ぎ争いの幕明け)

月成楼(ウォルソンロウ)で、偶然見かけたボンリョンを追ったチョンジュンは、ボンリョン

が、意識を失いそうになって、よろめきそうになったところを助けます。

ところが、すぐそばで、あのインギュが、部下を伴って、誰かを探しているようだったので、

2人は、近くにあった納屋に、隠れます。

ボンリョンが、体を張って、自分の命を助けたと知らないチョンジュンは、欺かれた恨みで、

ボンリョンに暴言をはきますが、決して彼女には、手を出さずに、自分の人生を歩めと

言い残して、そのまま去りました。

チョンジョンの占い部屋は、大評判を呼び、絶えず占いを待つ人の行列でいっぱいでした。

チョンジュンは、来る日も来る日も占いばかりで、嫌気がさして、サボり気味でしたが、

パルヨンにたしなめられて、今部屋に座っている学士の兄と妹までは、占おうということ

になりました。

その学士は、今年、科挙に合格するかどうか占ってほしい、10年ほど試験は受け続けている、

今までは運が悪くて落ちていたが、自分は、一生懸命勉強していたと言います。

チョンジュンが、2人の兄妹を見ていると、妹のおしろいの香りから、遊郭で働いてい

ることがわかります。

チョンジュンは、もし一生懸命勉強したなら、生年月日が間違ってるかもしれないから、母親

に確認するよう言い、合格するかどうかは、答えられないのでお金はいらないと言いました。

そして、チョンジュンは、長い間待たせて申し訳ないので、占い料の5倍の金をやり、2人を返

しました。

その後、パルヨンは、チョンジュンに、なぜさっきは、合格するかどうか言わなかったのか

聞きます。

彼の四柱は、いわば真冬のろうそく、厳しい運命の持ち主で、内面の弱さが欠点だ、

親のお陰で気楽に生きてこれたが、それも限界がある、怠け者で自堕落な男、ただ妙なのは

この10年間いい運が彼を守ってきたということであり、弱いあまり、極端な行動に走る、

危険な人物だという、チョンジュンの見立てでした。

キムジャグンの妾ナハプの部屋には、お偉方の婦人たちが集まってきていました。

そこへ、ボンリョンが登場、ナハプは、招待申し上げたでしょうかと、歓迎してない態度

で、母親を早く亡くされたので、作法ができてないのではと嫌味を言います。

負けてないボンリョンは、ナハプの妓生時代の恥ずかしい話を、名を伏せて、みんなに

披露し、ナハプの弱みをつかみます。

そこで、ボンリョンは、ミンジャヨン(後の明成皇后)を探すために、ナハプに、月成楼に1

部屋都合するよう指示するのでした。

一方、チョンジュンは、パルヨンが自分のために注文した薬をとりに、薬房に行ったところ、

そこで、並みの相ではない娘と会います。彼女こそが、ボンリョンの探しているミンジャヨン

でした。

チョンジュンは、彼女が、今は貧しい暮らしをしているが、両班の娘であることを見破り、

高い自分用の薬とお金をミンジャヨンに渡します。

その頃、宮殿では、哲宗が、体調が思わしくないので、一刻も早く、譲位して、次期国王を

決めてほしいと命令していました。

大妃は、譲位のことを、1人で決めずに、自分に相談してほしかったと言い、大妃押し

の次期国王候補イハジョンを、哲宗に紹介します。

城外で、輿に乗っているキムビョンウンと、歩いているフンソンテグンが、出くわし、

お互い挨拶をして、フンソンテグンが、お金に困って、大妃にお金の無心に行くところ

だと言うと、ビョンウンの部下が、フンソンテグンにお金をやりますが、手渡しせず、

無礼にも、投げて下に落ちてしまいます。

それを見ていたイハジョンは、ビョンウンの部下を殴り、フンソンテグンに謝罪させ、この

国の国王は、イ氏だと、ビョンウンの前で、威厳を示しました。

その後、イハジョンとフンソンテグンは、先ほどの件で、話をしたところ、イハジョンは、実

に痛快と言いますが、フンソンテグンは、彼らは、刺激してはならん猛獣だからと、たしなめ

ます。

イハジョンは、大妃は最近巫女や占い師を招くそうで、がっかりですと言い、フンソンテグン

は、大妃は、民の望みは、真実ではなく、神話であることをご存じなのだと話します。

また、フンソンテグンは、思い当たる人物が1人いなくもないのだがと言い、大妃に、チョン

ジュンを、会わせます。

その場には、ボンリョンもいたのですが、誰かの所有物を元に、その人物の王としての資質を

見ているようでした。

チョンジュンは、2人の四柱を見せられ、これは王族の四柱だけれど、俺を呼んだ目的は何だ

ろうと、心の中でつぶやきます。

大妃に、占いの結果を聞かれたチョンジュンは、正直に答え、ボンリョンの見立てと一致しま

す。

チョンジョンは、誰の四柱なのか尋ねますが、フンソンテグンに、大妃の前なので、遠慮する

よう言われ、くれぐれも他言しないようにと、念を押されます。

一方、月成楼では、ボンリョンの部下が、ミンジャヨンを探すため、占い稼業をやっていま

す。

助手のボンリョンは、偶然、そこで働いている例の学士の妹ソンファに会い、彼女の首に

黒い影があるのを見て、声をかけます。

チョンジュンは、話があるという刑曹(司法刑罰を管轄する官庁)の役人と、月成楼で会い、

フンソンテグンの四柱を見たそうだが、結果がどうだったか尋ねられます。

チョンジュンは、占いとは、相手の人生を見る行為だから、他人には話せないと断り、本当に

公務で調査しているなら、上司を連れてこいと強気な発言をします。

役人と別れたチョンジュンは、偶然、ボンリョンがソンファを、連れてどこかへ行くのを見て

、気になってつけます。

ボンリョンは、巫女の助手だと言い、ソンファを占ってあげると言いますが、ソンファは

問題は解決したので、必要ないと言います。

よくよく事情を聞くと、兄は運が悪く、10年間、いくら勉強しても科挙に受からず辛い思いを

して、それで、私をお金持ちに売り、合格させてくれと、壮洞キム氏に賄賂を渡したというこ

とでした。

ボンリョンは、壮洞キム氏から、お金を返してもらってと、ソンヨンに言い、不安を感じてる

ソンヨンに、私が力になるから、その後、すぐ逃げなさいと言います。

ボンリョンの言葉に納得しないソンファは、薬剤師になる夢があり、兄が立派な官吏になった

ら、お金持ちになって、私も自由になれると言うと、ポンリヨンは、その気持ちを忘れないで

ねと、励まし、この先たとえどんなことがあっても、1人で崖の上に立つような寂しく危険な

時が来てもと念を押します。

ボンリョンは、私は、かつてそんな人を救えなかった、でもあなたには救いが訪れるようお祈

りしてますと話します。

2人の会話を外で聴いていたチョンジュンは、ボンリョンのソンファへの言葉は、嬉しかった

けれど、自分のことを言われてる気がして、居心地が悪く、その場を後にします。

月成楼から、急いで帰ってきたボンリョンは、ビョンウンから、父が命じた件はどうなってる

と聞かれ、次期国王の件なら、王族の子息にはいないと答えます。

そして、ボンリョンは、ビョンウンに、最近、チョンジュンの夢を見たので、そのことで質問

があると言います。

ボンリョンは、今も捜索は続けているのかと尋ね、チョンジュンを殺さないという約束をお守

りくださいと頼みます。

ビョンウンは、あいつはお前を殺したいはず、人のことでなく、自分を心配したほうがいいと

言います。

パルヨンは、例の学士について調べた結果を、チョンジュンに報告しますが、やはりチョンジ

ュンの占った通り、自堕落で怠け者だったことが事実だとわかります。

チョンジュンのところへ、また例の学士がやってきます。

散々悪態をつき、チョンジュンに、占いの結果を知りたいなら、教えてやろうかと

言われ、今更なんだとぼやきますが、結局、教えることになります。

チョンジュンは、お前は落ちると言い、賄賂は無駄だから、返してもらえとずばり

言います。

その言葉に怒り狂った学士は、俺が科挙に合格したら、命はないと思えと捨て台詞

して、去ります。

その頃、インギュは、街で飲んでいると、チョンジュンを探しに来た昔の部下を

偶然、見つけ、チョンジュンが都にいることを確信します。

そして、またしても、あの学士が、今度は凶器の鎌を持って、チョンジュンのところ

へやってきます。

科挙の発表があり、学士は、チョンジュンの予言通り、試験に落ち、それを、チョンジュンの

せいにしようとします。

チョンジュンは、お前の凶運は、後20年は続くと言うと、学士は、取り消せと言います。

取り消すと即答したチョンジュンでしたが、私が何と言おうと、これがお前の運命だ、この10

年間は運が良かっただけで、働かずとも好き放題できたし、母親や妹に苦しい生活を強いて、

人生最大の良い時期を無駄にしたんだ、今後20年間、お前はこれまでの人生の代償を払うこと

になると警告します。

そして、努力した者だけが、凶運を克服でき、おまえのように時間を無駄にした者は、運命に

罰せられるんだと言い放つのでした。

それを聞いた学士は、興奮して、あわてて、その場を去りました。

その頃、月成楼では、ボンリョンの部下が占い稼業をやりながら、ボンリョンを待っていると

やっと現れたボンリョンに、ソンファからの手紙を渡します。

ボンリョンの手が冷たかったのを覚えていて、ソンファは、体にいいツリガネニンジンを持っ

てきてくれていました。

それでも、ソンファの首にあった黒い影が気になり、何か悪い予感がしたボンリョン。

すると、鏡を見ると、今度は、自分の首にも黒い影が。

ボンリョンは、ますます嫌な予感がして、急いで月成楼のソンファの部屋へ行くと、兄がソン

ファを連れていったと言われ、ソンファの家に向かいます。

すると、家の中から、煙が立ち、ソンファと母親が倒れています。

ソンファを救出しようとしたボンリョンは、ソンファの兄に首を絞められ、これが黒い影の

意味で、今日私は死ぬ運命と思った瞬間、チョンジュンが、ボンリョンを助けます。

ボンリョンが目を覚ますと、そこは、チョンジュンの宿でした。

ボンリョンは、まず、ソンファと母親の安否を、確認し、チョンジュンは、2人とも無事だ

が、兄ソンジンが、やってきた時、不吉なことが起こりそうだと思ったと言います。

ボンリョンは、なぜあの男が、チョンジュンのところへ来たのか聞くと、チョンジュンは

未来を占ってもらいに来ていたと告げます。

ボンリョンがため息をついていたので、チョンジュンは、自分が占い師などになって

失望したのかと尋ねます。

ボンリョンは、手を差し出し、起こしてくれといい、チョンジュンが躊躇していると、

チョンジュンを引っ張って、押し倒します。

ボンリョンは、以前私たちは、友で婚約者、あなたは、名家の子息で、私は、貧しい巫女の娘

だったけど、あなたは、私を見下さなかったと言い、それなのに、失望したのかと聞くのです

かと、チョンジュンの予想外の答えが返ってきました。

ボンリョンとチョンジョンは、そのまま見つめあっていました。

パクシフの風と雲と雨のあらすじ5話(世に求められし者)

ボンリョンとチョンジュンが、微妙な姿勢で、見つめ合っていた時、店の女将が入ってきて、

女将は、2人がいい仲だと勘違いしてしまいます。2人は、否定しますが、女将は信じていま

せんでした。

ボンリョンが目を覚ましたので、チョンジュンは、ボンリョンを家まで送ろうと、一緒に外に

出ると、ボンリョンが、壮洞キム氏の私兵を見つけて、自分を探しに来たようで、外出がばれ

てしまったようだと言い、チョンジュンは、心配しますが、追っかけっこは昔から得意だと

言い、また連絡するというボンリョン。

チョンジュンは、念のため、彼女の姿が見えなくなるまで、見送ります。

ボンリョンが帰宅すると、ビョンウンが待っていました。

輿に乗らず、1人で外出、外出したなら誰かに会ったのではと言い、なかなか何も答えないボ

ンリョンにイライラします。

そこへ、ナハプ(キムジャグンの妾)が突然現れ、自分とボンリョンは一緒にお酒を飲んでい

たとボンリョンのアリバイを説明しますが、鋭いビョンウンは、信用しようとしません。

ナハプは、ジャグンの名前を出し、あなたの養子が、妻同然の私を見下していると言いつける

と言うと、ビョンウンは、それ以上、追求するのを止めて去りました。

ビョンウンが居なくなった後、ボンリョンは、ナハプに、どうして助けたのか尋ねると、あな

たに貸しをつくった、いつかこの借りは、返してよと不敵な笑みを浮かべて、去ります。

その頃、チョンジュンの元部下マンソクが、宿を決める様子を、監視しているインギュの

部下、インギュに、その様子を報告に行き、元部下を捕まえるかどうか聞くと、インギュは、

今はいいと指示します。

インギュは、フンソンテグンの調査はどうなってる?と聞くと、部下は、チェ導師が、口を

割らなくて、知りたければ上司が来いと生意気なやつなんですと説明します。

インギュは、私も占ってもらおうか、チェ導師はどこにいるのか、部下に尋ねます。

そして、ミンジャヨンは、養護施設が荒らされていると聞き、急いで養護施設に行くと、サン

グァンたち(壮洞キム氏の使い走り)が暴れていて、今日から俺たちが管理すると言います。

ジャヨンは、チョンジュンのところへ行き、行先のない子供たちを連れてきて、助けを求め

ます。

チョンジュンは、国の施設なのに、一体誰が撤去を決めたんだと言うと、ジャヨンの代わり

に、店の女将が、そんなことするのは、壮洞キム氏しかいないよと言います。

それを隣で聞いていたパルヨンは、チョンジュンに、撤去を任されているのは、壮洞キム氏の

使い走りで、人殺しや強盗の集まりのサングァンだから、関わるのはやめとけと助言します。

チョンジュンは、撤去の理由は何だろうと思っていると、女将の弟が、朝廷の有力者の間で、

温室に外国の花を植えたり、鳥を飼うのが流行っていて、温室を建てるらしいということ

でした。

そして、チョンジュンが、そんな理由で、行き場のない子供たちの施設を撤去するなんてと言

っていると、ジャヨンは、チョンジュンに、あなたは、フンソンテグンも一目置くほどの易者

なので、ぜひ助けて欲しいと懇願します。

チョンジュンは、ひとまず、捕盗庁(ポドチョン:警察)で、養護施設の撤去を止めるように、

役人に訴えますが、役人も、今は、壮洞キム氏の天下だから、どうにもできないという答え

でした。

チョンジュンは、子供たちを救えるのはもう自分しかいないと思い、ダメ元で、何人かの王族

に、養護施設の撤去に関する嘆願書を送ることにします。

その頃、ビョンウンは、怖い物知らずのイハジョンをどうしたものかと思っていると、

インギュが、今、ハジョンを懲らしめる準備をしているので、その件は自分に任せて

欲しいと言い、ビョンウンは、インギュの対応に満足します。

そして、イハジョンのところへ、チョンジュンからの嘆願書が届きます。

チョンジュンは、何人かの王族に、嘆願書を送りましたが、答えは皆同じ、

どうにもならないという悲観的な返事でした。

そうこうしているうちに、養護施設が取り壊され始めることになり、現場に駆け付けたチョン

ジュンは、どうにか、自力で、サングァンを追い出すことに成功します。

その一部始終を見ていたフンソンテグンは、自分は王様と直接話せる立場にいるので、養護

施設の件は、話しておくと自ら提案します。

チョンジュンは、その見返りは何ですか?と聞くと、フンソンテグンは、お偉方が、占い師を

集めて競合する余興をやる場所に行ってくれたらありがたいと言い、チョンジュンは、今回限

りということで、引き受けます。

その晩、チョンジュンは、パルヨンを伴って、その場所に行くと、たくさんの占い師が集まっ

ていました。

そこは、大妃の甥ヨンハの屋敷で、この余興は、実は、イハジョンの主催でしたが、集まった

占い師は、賞金をちらつかせると、思い思いに適当なことを言い、その中で、イハジョンの目

に留まったのは、元観象監(クァンサンガム:天文・易学・気象観測を扱う官庁)にいたヒョ

ン教授と、チョンジュンだけでした。

更に、この2人だけ残されると、その四柱の息子の運勢を見よと指示が出ます。実は、その息

子とは、イハジョンのことでした。

そうとは知らないヒョン教授は、イハジョンには、子供がいないのに、いると言ってしまい、

占いが終わって、部屋の外に行くと、殺されてしまいました。

次は、チョンジュンの番ですが、イハジョンの父は、身分が低く、無教養の相を持っている

が、逆転の相もあり、身分の低いところから、最高位まで昇りつめた君主の四柱であると答え

ます。

その頃、ボンリョンは、大妃の命令で、国の根幹を担うかたの持ち物だと言われ、その持ち物

で、運勢を見ますが、それは、王の持ち物だと見破り、後1年も命がもたないと言います。

また、もう一つあった持ち物は、イハジョンのものでしたが、それを見て、ボンリョンは、短

命で、今年中に亡くなると予言し、大妃を怒らせてしまいます。

チョンジュンは、続いて、イハジョンの運勢を占いますが、この息子は、短命で、妻は聡明だ

が、子供はいない、泥の中に居る龍で、昇天の機会を待つ身であり、養父と実父がいると、ず

ばり言い当てます。

また、チョンジュンは、短命の息子が助かる道は2つで、1つは、父を2人持つのは避けるこ

と、2つ目は、息子を遠くへ行かせることだと断言します。

イハジョンは、チョンジュンの見立てに、感心し、お前は国一番の易者で、賞金を与えると言

いますが、チョンジュンは、辞退し、その代わり、王様の名を懸けた約束を希望するのでし

た。

チョンジュンが屋敷の外に出ると、パルヨンは、ヒョン教授が、部屋を出るなり殺されたこと

をチョンジュンに報告します。

チョンジュンは、屋敷を振り返りながら、イハジョンなのだろうか、フンソンテグンが、送り

こんだ潜竜はと心の中でつぶやきます。

所かわって、王族の子息がたくさん集まって遊んでいますが、フンソンテグンの次男ジェファ

ンだけが、仲間に入れてもらえずに、自分が作った木製のボールを抱えて、他の子たちが遊ん

でいるのを見ています。

大妃に呼ばれたフンソンテグンですが、お前の息子は「大学(帝王学を学ぶ本)」を読んでる

らしいが、お前が読むよう勧めたのだろう、しかし、軍人と飲み明かしたりする情けない男が

ここにはいる(イハジョンのこと)、これは果たして何を意味するのかと、尋ねます。

フンソンテグンは、大妃に、誤解なさりませんように、私に野心などなく、ただ大妃とイハジ

ョンを、壮洞キム氏からお守りしたいだけだと、忠誠を誓うのでした。

大妃との接見後、フンソンテグンは、ハジョンに会い、精いっぱいあなたの後押しをすると告

げ、ハジョンは、先に、自分が、壮洞キム氏を撃つと宣言します。

江華島で、チョンジュンの部下だったマンソクは、実は、山水道人の依頼で、チェ一族の資産

をチョンジュンに相続するために、都までやってきていました。

その役人は、チョンジュンを自力で探すのが無理だと思い、自分を助けてくれたボンリョンを

尋ねますが、マンソクをつけていたインギュがやってきます。

とっさに、マンソクを隠したボンリョンは、尾行を避け、チョンジュンには会わないように指

示し、部下と共に、外へ逃がします。

ボンリョンは、インギュと対峙しますが、インギュは、チョンジュンと会ってるのか尋ね、

ボンリョンが会ってないと告げると、私を刺激したら、あなたもこのかごの鳥と同じ目に

あい、もし、チョンジュンと会ったら、チョンジュンが死ぬことになるだろうと脅します。

その頃、チョンジュンは、フンソンテグンから、今後、養護施設は、捕盗庁が管理し、施設

周辺の土地の売買は禁止するという王様の正式な文書を受け取ります。

フンソンテグンは、チョンジュンに、私と共に、大勝負の場に出て、未来を占わないかと

誘いますが、チョンジュンは、ありがたい言葉ですがと言い、断ります。

フンソンテグンは、チョンジュンの言葉に、そうかと言ったものの、更に続けて、例え嫌で

も、世の求めに応じて命を投げ出さねばならぬ時がくると言い、肝に銘じろ、それが運命と言

うものだと、諭します。

いったん、ボンリョンに救われたチョンジュンの元部下の役人ですが、街で突然、馬にはねら

れてしまい、大けがを負います。役人をつけていたインギュの部下が、それを見ていました。

一方、ボンリョンは、ナハプからの情報で、月成楼の巫女が、ソンファと言う娘を、チェ導師

と共に救った、そのチェ導師が守ろうとした養護施設を取り壊すよう、さっきジャグンが命令

を出していたとわかります。

ナハプは、自分の夫キムジャグンは、王様の命令など聞かない人だと言いました。

それを聞いたボンリョンは、血相を変えて、その養護施設に向かおうとしますが、

出口で、ビョンウンの部下に阻止されます。

ボンリョンは、王の娘の威厳を見せ、馬で養護施設に向かいました。

チョンジュンも、王様が養護施設の撤去はしないと指示を出したのに、取り壊しが始まったと

聞いて、現場へ向かって応戦しますが、インギュの部下に、背中を短剣で、刺されてしまいま

す。

それでも、チョンジュンは、必死に抵抗しますが、インギュの一撃で、気を失って

しまいます。

パクシフの風と雲と雨のあらすじ6話(切り開かれた運命)

養護施設に馬で向かったボンリョンは、荷車に載せられたチョンジュンを見つけ、助けようと

しますが、インギュが、この者は罪人なので、刑曹(ヒョンジョ:法務部)に連行すると言

い、不意をつかれて、気絶させられてしまいます。

イハジョンは、王様の撤去中止命令を無視し、養護施設が取り壊されたと、部下から報告を受

け、壮洞キム氏をただではおかないと息まきます。

インギュによって、刑曹に連行されたチョンジュンを待っていたのは、酷い拷問でした。イン

ギュは、チョンジュンに、王を殺し、王族たちと新王を擁立しようとしたという内容で、自白

書を書くよう命令します。

それに応じようとしないチョンジュンに、インギュは、部下に、牢にいれて眠らせるな、尋問

し続けるんだと言い、更に過酷な水攻めの拷問をして、チョンジュンを追い詰めようとしま

す。

一方、インギュに気絶させられたボンリョンは、ビョンウンの屋敷の座敷牢のような部屋に連

れていかれ、自分の立場をよく考えろと、ビョンウンに散々責め立てられます。

ボンリョンは、ビョンウンに、あなたの子供も逆賊となって、親の罪を償うことになる、だか

ら、決してチョンジュンを殺してはいけないと脅します。

ビョンウンは、ボンリョンの霊能力と迫力に、怖くなって、インギュを呼びつけ、チョンジュ

ンの尋問は、インギュでではなく、他の者に任せるよう命令します。

馬にひかれたチョンジュンの元部下マンソクは、頭と脊髄を損傷し、重傷でしたが、生きてい

ました。インギュの部下が世話をしていて、インギュは、部下に、チョンジュンを探している

ということは、何か目的があったはずだと、その目的を突き止めるよう指示しました。

キムジャグンは、王が世継ぎ問題に言及したので、我々も急いで対策を練らないという話を、

息子ビョンウンにします。

ビョンウンは、事前に予想していたので、着々と準備をしていました。フンイングン(フンソ

ンテグンの兄)と話をつけ、息子のジェグンを即位させることとし、ジャグンも、壮洞キム氏

は安泰だと満足します。

大妃は、哲宗に、キムジャグンから、フンイングン(フンソンテグンの兄)の息子の話が出て

いたが、このままでは、実権が、壮洞キム氏に移ってしまうから、キムジャグンを奉朝賀(ポ

ンジョハ:重臣に与えられる名誉職)に任命すると、王命を下せと、助言します。

哲宗は、自分が死ねば、キムジャグンが、法の下、院相(ウォンサン:王に代わり国政を行う

官職)となるので、それを止めろということですか?と大妃に尋ねると、大妃は、キムジャグ

ンが院相になれば、この国は、壮洞キム氏の天下となってしまうので、王としての最後の仕事

として、気を強くもってやって欲しいと懇願します。

ビョンウンの命令により、インギュに代わって、サングァンは、チョンジュンを尋問すること

になりました。

サングァンは、そこで、阿弥陀サムチョンを奴に横取りされなければ、家数十軒は持てたのに

と謎の独り言を言います。

ボンリョンは、珍しく、自分からインギュを屋敷に呼び、チョンジュンの様子を尋ねますが、

インギュは、質問を無視して、答えようとしません。

ポンリョンが何度もインギュに質問すると、インギュはたまりかねて、キム一族が望むものを

準備しろ、要は自白書を書くよう説得しろと言い、ボンリョンは、インギュに、チョンジュン

を決して殺さないと約束させます。

ボンリョンは、3日後、月食があり、あたりが真っ暗になることを予測して、ナハプ(キムジ

ャグンの妾)を利用し、当日、施飯(シバン:食事を提供する奉仕活動)の最中に、チョンジ

ュンを救出する作戦をたてます。

そこで、パルヨンや女将、そして女将の弟の3人にも、協力を求めます。

ボンリョンは、チョンジュンのいる牢へ行き、心配して、チョンジュンの手首をとると、あの

幼い日、チョンジュンに渡した約束のピンクの布が巻き付けられていました。

ボンリョンは、今まで何もできなくて申し訳なかったと涙します。そして、表向きは

チョンジュンに自白書を書くよう促しますが、実は、それは、3日後の脱出を意味し、チョン

ジュンは、それを察します。

その頃、キムジャグンは、フンソンテグンを屋敷に招き、最近、大妃やイハジョンとよく会っ

てるようだが、どんなことを話しているのか尋ねます。

フンソンテグンは、無難に、お金を借りにと答えますが、フンソンテグンの長男ジェミョン

が、酔っぱらって、妓生の着物に王室の花を描いたことを、高慢だと責め立てます。

フンソンテグンは、空気を読んで、キムジャグンに謝罪しますが、同席していた息子のビョン

ウンは、明日、わが一族の血をひく王妃の誕生祝いがあるから、そこで、逆臣として、イハジ

ョンを告発するようにと要求されてしまいます。

フンソンテグンは、その要求を呑み、ビョンウンは、明日、祝いの席で会おうと告げます。

そして、チョンジュンは、拷問されていた時聞いた、サングァンの言葉を思い出していま

した。

チョンジュンは、サングァンの言っていた阿弥陀サムチョンは、阿弥陀三尊図という

高価な仏画で、以前、賭場の主人から、刑曹(ヒョンジョ:法務部)の役人が、何百両も払っ

て、絵が描いてある礼服を預かったという話から、サングァンを利用するいい考えが浮かびま

す。

チョンジュンは、サングァンに、自白書を書くと言って、お前の四柱を教えろ、いつ金運に

恵まれるか、お前を踏みつけた男をいつ倒せるかを占ってやると言うと、部下を外に行かせま

す。

最初は、そんなに信用してなかったサングァンでしたが、仏画のことを話すと、どんどんチョ

ンジュンのペースにはまり、チョンジュンの指示した通り、仁王山の祭壇に行き、大金を手に

入れます。

サングァンは、大金を手に入れたことを、チョンジュンに話すと、チョンジュンは、自白書を

書くと言い、半月後に自白書を返してもらったら、例の仏画を渡すと提案し、サングァンは、

同意します。

サングァンが大金を持っていった後、インギュの部下である刑曹が、金を取りに行くと、

もぬけの殻で、インギュに報告に行くと、最近気が緩んでると、酷く殴られて、インギュはh

暴れまわります。

そこへ、サングァンが、ついにチョンジュンの自白書を手にやってきます。大喜びするインギ

ュは、ボンリョンが計画した施飯(シバン:食事を提供する奉仕活動)に、兵を協力させる

と、あまり気にせず、了承してしまいます。

ところが、刑曹は、サングァンの態度に、疑いの目を向けます。

ボンリョンのチョンジュン脱出計画は、ナハプ、パルヨン、女将、女将の弟、そして、サング

ァンの協力や、月食で、途中見つかりそうになったりしましたが、まんまと成功します。

逃げ延びたチョンジュンを、ソンファがしばらくの間かくまうことになり、隠れ家は、ボンリ

ョンが用意することになります。

その翌日、キム一族の血を引く王妃の誕生のお祝いが、キムジャグンの屋敷で、盛大に行わ

れ、お偉方がたくさんやってきます。

インギュは、逃げたチョンジュンを追っていましたが、まだチョンジュンは、都にいるので

はと、考え、部下に探すよう指示します。

チョンジュンは、フンソンテグンの次男ジェファンに会い、ジェファンの相に、ただならぬ

ものを感じていました。

キムジャグンの屋敷では、翁主であるボンリョンが登場し、初めてボンリョンを見た

イハジョンは、ボンリョンの境遇に同情します。

そこで、ビョンウンは、イハジョンにうまく話をふったところで、キムジャグンは、フンソン

テグンに、プレッシャーをかけます。

フンソンテグンは、キム一族と約束したように、イハジョンを告発しようとしますが、そこに

突然、チョンジュンが現れ、この屋敷には、王の気を感じると断言し、そこに居たみんなを驚

かせます。

インギュは、追っていたチョンジュンの堂々たる登場に、度肝を抜かれます。

ビョンウンは、チョンジュンを捕えろと命令しますが、イハジョンが、止めに入り、この者

は、朝鮮一の易者であり、見立ては外さないとフォローし、この屋敷に、王の気が流れて

いると言ったんだなと念を押します。

それに対して、チョンジュンは、確かにそう申しました、ここに、次期国王がおられます

と、堂々と話します。

イハジョンは、朝鮮一の易者の話を聞きましょう、誰が次期国王なんだと、尋ねると、

チョンジュンは、あたりを見まわし、フンソンテグンの次男ジェファンの前で、ひざまづき、

この方こそ、次期国王であらせられると告げ、頭を下げました。

それを聞いたみんなは、あまりのことに、唖然とし、言葉を失って、フンソンテグンは、盃を

割ってしまいます。

チョンジュンは、心の中で、師匠に、これが私の選んだ道、自分の手で、王を擁立してみせる

と誓います。

ここまで読んでいただいてどうもありがとうございました。

また次のブログでお会いしましょう!